なんとなく、加藤さんに対して“自担”“推し”という言葉が当てはまらなくて、今回の件で「好きな人」だったのかなとハッとした。結局この気持ちって失恋のそれなのでは。
2018年の、例の事件があったときに「加藤さんに依存しすぎている。リスク分散のためにちゃんと恋愛をしなければ」とこのブログにも書いていたけれど、この6年間特に何も進展がなく終わっている。
結婚ってなんだろう。
私はバイセクシャルだ。
とは言っても恋愛感情が強いわけではなく、マジョリティの皆さんが異性に対して100%の恋愛感情を持っているとしたら、私の場合は異性:50% 同性:50%くらい。
異性より同性の方好きだけれど、マイノリティとして生きていく覚悟が持てるほどではない。
高校を卒業して大学進学したように、就活して正社員として就職したように、結婚して子供を産んで…と人生ゲームのコマをマジョリティの皆さんのように進めたいのだ。
そんな気持ちで街コンに参加したからか、出会った男性との3回目のデートで「肩書きでしか見られていない気がする」と言われ、これ以上お互いに会うのをやめようと話し合って決めた。
むしろ肩書きに関しては全く興味がなかったのだけど、人として好きになろうと頑張って質問しすぎたのがダメだったのだろうか。
手を繋いでも何の感情も湧かなくて申し訳なかった。すごく良い人だったのに嫌なこと何も言われていないのに、普通のLINEのやりとりをするのがとても苦痛で毎日泣いていた。
クィア映画を見ても辛い。
差別に苦しみながらも愛し合う2人を見ていると「私はこうはなれないんだ」と泣けてくる。もしかしたらアセクシャルに近いのだろうか。それは自分でもわかっていない。
「良い人に出会えてないだけだよ」と自分に言い聞かせているけれど、またうまくいかないんじゃないかと次の一歩を踏み出せずにいる。
多くの加藤さんのファンは、おそらく加藤さんに対して「私と似ている」と感じていたと思う。
休日の過ごし方から、何から何まで赤裸々に教えてくれている(ように感じさせてくれる)から、まるで友達のように感じさせてくれたし、「この人は私だ」と思わせてくれた。加藤さんの魅力のひとつだと思う。
少なくとも私は勝手にそう感じていた。
趣味が多くて、1人でも楽しそうな加藤さん
この人は、結婚しなくても楽しく生きられる人なんだろうなと思わせてくれていた。
だからこそ、結婚したということに驚いて、そして私と違う人間だったということに気づいて、勝手にびっくりしてしまっているのだと思う。「そっち側」の人だったんだ。
全てを教えてくれているように感じさせてくれていたから。当たり前だけど加藤さんには知らない部分があって、それは私がほしいけど持つのが難しい感情で。好きな人が結婚したのが寂しいのか、結婚したいと思う人がいることが羨ましいのか、よくわからない感情がまだ心にぐちゃぐちゃと渦巻いている。
ただ、アイドルを応援することは人生のスパイスであって、主食ではない。何がどう転んでも会うことすら叶わない人に、失恋の気持ちを引きずって辛い思いをするのは本当に無意味だ。
気持ちを切り替えて自分の人生を歩かないといけない。
そう自分に言い聞かせているけれど、何も立ち直れないまま1週間がすぎてしまった。
私は今 28歳で、今年29歳になる。
友達は片手で数えるほどしかいないけれど、ほとんど結婚してしまった。
両親は今年で60歳になる。両親は夫婦仲が良く、私も2人のことが大好きだし、私の結婚も良い意味で諦めてくれている。
趣味が多いので毎日が楽しいけれど、先の人生を考えると心が暗くなる。親が死んだら、私のことを心から心配してくれる人はいなくなるんだと思うと怖い。
頑張って婚活する気力はないけれど、1人で生きていく覚悟もない。人生のパートナーがいたら素敵だなとは思う。
あるブログでシェアされていた新聞記事を読んだ。
産む、産まない、産めない:「子供欲しくない」には理由が必要? 婚活やめた女性からの伝言 | 毎日新聞
同じではないけれど、似たような気持ちを持つ方の話を読んで泣いた。
私は1人ではないのかな、と少しだけ勇気をもらった。
まだ加藤さんの出ているコンテンツは見れないし、結婚したんだなというショックは癒えていない。
どうしたらいいのかもわからない。人生の行き先は暗いままだ。
ただ、こうやって書くことで、世間に公開することで、何か変わることもあるのかな。
私は私が書く文章が好きなので、辛いときにこれを読み返そうと思う。
3/13 追記
小山さん結婚おめでとうございます。
なんかコヤシゲぢからに圧倒されて、私の悩みなんてちっぽけに思えました。吹っ切れました。これからもコヤシゲがコヤシゲでありますように