チラ裏備忘録

考えたことを忘れないうちに。アイドルのこととか (@J_kiku7)

嫌われる勇気 3話 雑感 他

 


3話!!!!めちゃくちゃ面白かったです!!!本当にどんどん面白くなるな〜〜

 

どうやら今回は脚本の方と演出の方が1話2話と違った?のかな?(確認してませんすいません)ということで、以前と違うな〜と思ったのは意図的に「魅せる」シーンがたくさんあったなってことです。
映像に関して無学なので検討違いかもですが!
鏡に化けの皮が剥がれた先生の顔が映るシーンだったり、蘭子の推理シーンでの1人チェス→めぐみちゃん登場のカットだったり、ミックスベジタブルばらまくところだったり、めぐみちゃんが映る鏡がバラバラと崩れるシーンだったり「あ、ここ、綺麗だな」とすぐ分かるシーンが多くて、目で見ても楽しめました。
逆に文字演出が減っていた気もします。あれ分かりやすくて結構好きでしたけども。
こうやって、いろいろな人が担当できるのも1話完結の面白いところなのかもしれないです!
1話完結じゃないドラマもこういう感じでやってるんでしょうか。普通だったりするのかな?それとも東映独特のもの?

 


トリックも、引っかかるところはありませんでした。犯人も最後まで分かりませんでしたし!
凶器についても特には。私も常温保存タイプのケーキとかを切ったらナイフをそのまま置いてたりしちゃうので、「やっべ〜 危ないじゃん ちゃんとしまおう」ってあのシーン見て思いました。

1つ引っかかるところを挙げるとしたら、蘭子さんの精神攻撃かな〜
蘭子さん、割と犯人には何言っても良いと思っているというか、わざとダメージになりそうなこと言ってるところがあるので…。「やめてあげて〜〜」って思っちゃいます。犯人に対して、引き出しを開けて怒っているんでしょうけど、怒りの引き出しというより意地悪の引き出しに感じてしまうのでどうも…。犯人に対して意図的に「攻撃」することは、やっぱり過去の誘拐事件と関係しているんでしょうか…。大文字先生が「欠点などない」と断言してしまうのも気になります。

 

あと、「仲間」というワードが蘭子さんより先に青山くんが言うとは思いませんでした!!まだ教わってないのに!すごいよ青山くん!君こそナチュラルボーアドラーだよ!!
柔道三段っていうのも驚きです。昔からやってたのかな…それともキューバ後かな…誰かを守りたいって思って強くなったのかな…それは誰なの…青山くん…
あと、だんだん青山くんの男前度が上がってる気がします!!自殺止めは早とちりだし柵越えはちょっと進めば通り抜ける場所あるけど!!かわかっこいい!

 

梶さんの奥さん不倫疑惑サイドストーリーも動きを見せていましたね!問い詰めたら殴られたって、何もないのに疑われて怒ったのか図星だったからなのか…今後も目が離せません。
小宮山浦部コンビのポンコツっぷりがアピールされてました。半田係長が三宅くんに下手に出るのは、有能で出世につながるから…?三宅くんの裏アカツイッター実況は新しい試みで面白い!こういうのもジャニタレはダメなんでしょうかね…。副動画に出れないなら、せめてこういうので登場してほしい…。三宅くん、裏話期待してます!!
めい子さんの心情の変化もグッときました。でも、大文字先生の「顔」の例え話は、原案本を読んでないと分かりにくかったんじゃないかな〜。尺がもどかしい。役では青山くんと同い年ということで、2人のやり取りも今後増えたらいいなあと思います。
研究室は土方さんのキャラの濃さがヤバい。研究室のシーンになるとつい探してしまいます。出てる時間はめちゃくちゃ少ないのに印象の残り方が半端ない!道子ちゃんと2人のスピンオフドラマやってほしいです。キライちゃん相談室はまだ見れてないのですが、2話とか3話には土方さん出てほしい〜!

 

で、3話のゲスト、めぐみちゃん。演技がすごく良いなあ、高月彩良ちゃん、今後も要チェックだなあ、と思いました。
時かけでは先生に片想いする、キュートで良い子で努力家で健気で…という「善人」を強調する役だったのに対し、嫌われる勇気では犯人と疑われる生意気な天才少女という「悪人」寄りの演技で、振り幅がすごい!
個人的には最後のシーンで青山くんと同じ目線に並んで会話をしていてすごく…なんか、感動したというか…
「矢野先生とミホちゃん…幸せになってくれ…」とゾンビになって徘徊していた私が綺麗に成仏しました。ありがとうフジテレビ、ありがとう東映
めぐみちゃんがあのまま綺麗な無罪ってことにはならないと思うので、青山くんが気にしてちょくちょく様子見に行ってちょっとバカにされつつチェスを教えてもらったりなんかしたりしたらいいな〜〜!それか刑事目指して青山くんが立派な刑事になった時に新人刑事として入ってきたりさ〜〜!!というかあの自殺疑惑シーンも止めようとする青山くんに意味ありげに笑ったりするのとかもうマジさ…全く意識してなかった矢野先生へのちょっとした仕返しかな〜とか…思っちゃう…天才少女なのもうっすら前世の記憶あるからでしょ…めぐみちゃん…


4話も楽しみ!!そしてEMMAのMVとかその他諸々も!!!

 

 

 

 

加藤シゲアキ担当としてあるまじきというかなんというか…今更ながら「傘を持たない蟻たちは」読みました。
というのは、私が小説の好き嫌いが激しいために「加藤さんの文体が苦手だったらどうしよう。嫌だな」という気持ちで怖くてピングレ以降の作品を読んでいなかったのですが、「短編集なら大丈夫だろう」ということで購入しました。
読んでみて、率直に感じたのは、加藤さんの文体は淡々としてるな〜ということでした。
一読者として無責任で何目線だよ!な感想になってしまって本当に申し訳ないのですが、加藤さん、文章はそれほど上手くないというか、文章力で書いている人ではないなという印象です。下手ってわけじゃなくて!なんというか、加藤さんの作家としての良さは、その発想力だなと。
短編集の最初の2つは単調というか、割と普通な設定のために、淡々とした文体と相まって、一人称なのにどこか他人事のような印象を持ってしまうのですが、『恋愛小説(仮)』以降は淡々とした文章が活きているというか、日常の中の非日常を書くのがとても上手い!特に『イガヌの雨』がすごく良いなと思いました。
『恋愛小説(仮)』も、「書いた内容のそのままの夢を見る」というのはけっこうありがちな設定でも、そこに文字数制限をつけた発想がすごい!全文がそのまま載せられる上に、行動に制限ができるのも良い。
あとは性描写より食べ物の描写が生々しく活き活きと描けているような気も(というか、性描写の作業感がすごい(笑))。もっと食についてフォーカスした作品が読みたいです!
食に関したSF(=すこし・不思議)な世界観の作品。加藤さん、九井諒子さんの漫画好きそう。
あとは大人向けのちょっとダークな児童文学とか。そういうの読んでみたいな〜、と傘蟻を読んで感じました。
ドラマも近々見ようと思います!あと他の小説も読みます!
イガヌの雨、世にも奇妙なで映像化してほしいな〜(言霊)

 

 

傘をもたない蟻たちは

傘をもたない蟻たちは

 

 

 

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

竜の学校は山の上 九井諒子作品集