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チラ裏備忘録

考えたことを忘れないうちに。アイドルのこととか (@J_kiku7)

加藤シゲアキを知らない半年前の私へ

お題「NEWSを知らない君へ」

 


加藤シゲアキを知らない半年前の私へ

歌やダンスはもちろんだけど、やっぱり頭が良い人を応援したいな〜。それで学歴も良くて料理とかもできたら最高。でもそんな人なかなかいないよな〜。
って思ってるでしょ?
いるよ。
しかもその人は小説も書ける。

 

 

初めてNEWSを認知したのは、2015年11月のベストアーティストだった。


その時の私はジャニーズという文化を知ったばかりで、ハマったばかりのHey! Say! JUMPのために日テレにチャンネルを合わせていた。
ちょっと良いなと思っていた田口くんの脱退宣言を聞いて、よく知らないのに涙が流れてびっくりしたり、
「我 I に入れてたけど、あいありだったか〜」って思ったりしたり、
私、ジャニオタになったんだ!なんて、はしゃいでいたことをよく覚えている。

 

メドレーも後半になり、涙目で歌うKAT-TUNにまた泣きそうになった後、ついに彼らが登場する。

ジャニーズの定番であるスーツや軍服風の衣装ではなく、パーカー(しかもヒョウ柄!)で登場した4人。
広いステージの真ん中に、ぎゅっと並んで座っていた。

 

なんか、他のジャニーズの人たちと違う

 

これがNEWS4人の第一印象だったと思う。
心はKAT-TUNでざわざわしてたのに、なぜが目が離せなかった。
変な衣装だと思ったのに、気になって仕方がなかった。
歌詞に出てくる「てずてってっとって」や、謎の数字や記号の意味が知りたかった。

 

検索すると、たくさんのブログの記事が引っかかって、
メンバーがたくさん脱退したグループだったこと
野ブタをプロデュースの山Pがいたグループだったこと
というのを知ることができた。

でもその時は、
昔偶然見たMステであざとい猫の着ぐるみを着て歌ってた、顔が可愛いイッテQの人
その隣で歌っていた、よく見たら笑顔が可愛い人
地元のかっぱ寿司バイト体験をしていたアイドルの人
裕翔くんの映画の原作の人
としか認知できていなかったように思う。

 

その後の年末・年明けは、主演映画の公開が近づいた裕翔くんの番宣番組を追いかけることに夢中になっていた。
一時期バレエをかじっていたから、刑事バレリーノも嬉しかった。
嵐にしやがれに出てることも嬉しかった。
裕翔くん主演映画の原作の人のドラマがやるみたいだけど、見ようとは思わなかった。

 

小説ピンクとグレーを読んでみようと思ったのは、映画公開3日前とかだった。
なぜなかなか読まなかったかというと、馬鹿にしていたのだ。
小さい頃から本を読んできて、自分でも書いたりしていたから、小説に対してちょっと通ぶっていたのだと思う。
「どうせアイドルが書いた小説でしょ」
そんな気持ちが、確かにあった。

もうその時にはすでに、加藤さんの術中にはまっていたんだろうなあ

 

映画公開までに読み終わればいいか、と思い読み始めたのに、結局その日のうちに読み終わってしまっていた。
すごく、おもしろかった。
読んでいる最中、アイドルが書いたということはすっかり忘れていた。
どうやら年に一度、本を出版しているらしい。
書き続けるということは専業小説家でさえ難しいことなのに!
アイドルだからと馬鹿にしていた私が馬鹿だった。

映画ピンクとグレーもとても面白く、裕翔くんの顔面と若さの危うさの美しさを堪能することができた。
とにかく他の人の感想が読みたくて、はてなブログで記事を読みまくったことを覚えている。

 

加藤さんがどういう気持ちで小説を執筆したのか、どういう性格の人でどんな発言をしてきたのか、これまでにどんな作品を生み出してきたのか
加藤さんのファンの方の素晴らしく面白いブログ記事を夢中で読み漁っているうちに、加藤シゲアキという人をしっかりと認知することができた。
アイドルとして生き辛そうな、傷つきやすいくせに心がむき出しの人
そんな印象だった。
だいぶ気になってはいたけど、まだ「遠くから応援しよう」程度だった。

 

私が加藤シゲアキさんに完全に落ちたのは、本当に小さな小さなことだった。
加藤さんが過去のラジオで、エイミー・ベンダーの「燃えるスカートの少女」を読んだ、という発言をした。それだけ。

偶然「燃えるスカートの少女」でツイート検索したら、ラジオの発言集botか何かでその発言を見つけたのだ。
「シゲが読んでたから私も読んでみたけど面白かった」というファンの方のツイートも。
それだけで、胸がドキドキざわざわして泣きそうになった。
自発的に読んだのではなく編集さんの勧めであったのに。
そのラジオを聞いたわけでもないのに。

 

私の大好きなエイミー・ベンダーの作品を!
私の周りで誰も読んでいなかったエイミー・ベンダーを!
私が勧めても誰も読んでくれなかった「燃えるスカートの少女」を!!
読んでしかも面白いと言ってくれている!
それだけで、彼のことが大好きになってしまった。ちょろすぎる。

 

ということで私は、映画ピングレ出 エイミー・ベンダー落ちの加藤シゲアキ担となったのでした。

 

そこから先は、トントン拍子に。
ネットで動画をいろいろ見て、キラキラのアイドルをしている加藤さんに「こういうことできる人なの!?」と驚き、気づいたらライブ「美しい恋にするよ」のBlu-rayを買っていた。
あれを見てNEWSに落ちない人はいない。

ルックス、声、ダンス、考え方、作品……などなど、加藤さんの魅力はたくさんあるけれど、多趣味でオタク気質というところも魅力として挙げられると思う。

時にファンさえも置いてけぼりにしてしまうほどに、楽しそうに好きなものについて語る声は、彼の友達になって聞いているような勘違いをさせてくれる。

上手く言葉にできないけれど、加藤さんが時に痛々しいほどに「自分」を公開していることで、加藤さんを「分かった」ような気になって加藤さんに「分かられた」ような錯覚を起こすのかもしれない。加藤さんは「共感」「共有」がとても上手い。線引きも上手だ。

(勘違いだとしても)一方通行じゃないということは、満たされた気持ちになる。

そういうところが、素敵だと思う。

 

 あと、たくさんの方の素晴らしいブログ記事のおかげで、加藤さんだけでなくNEWS全員の魅力に気づくことができた。
たぶんはてなブログがなかったらこんなにNEWSのことを好きになっていなかったかもしれない。
小説を書いてくれた加藤さんにも感謝だけど、ブログを書いてくれたファンの方にも、感謝でいっぱいだ。

 

NEWSに出会わせてくれてありがとう
NEWSの魅力に気づかせてくれてありがとう

 

ポエミーな自分語りになってしまったけど、このブログにたどり着いた人が、これを読むことで何かにひっかかってくれればいいなあ

 

 

 

 

燃えるスカートの少女 (角川文庫)

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