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チラ裏備忘録

考えたことを忘れないうちに。アイドルのこととか (@J_kiku7)

アルバム「NEVERLAND」超・感覚的レビュー

お題「NEWS「NEVERLAND」レビュー」

 


アルバム「NEVERLAND」が素晴らしすぎて居ても立っても居られなくなってしまい、素敵なお題に参加させていただきました!
私は音楽的知識は全くないので、そちらはご本人のライナーノーツにお任せするとして……(なんて贅沢!)
加藤シゲアキさんのソロパートやら目立ってるパートやらに注目して、超・感覚的に感想を書き連ねようと思います。

 

 

NEVERLAND
「その炎は 心のゆらめき」
「ミスターインポッシブル 君と Sensation
不可能なんて ないと示せ」

 

NEVERLANDの加藤さんはエキゾチックミステリアスな感じがバッシバシに出てる!!
冷静そうに見えて、その瞳の奥には青い炎が燃え盛っているような。
「不可能なんて ないと示せ」というのがまた……「示せ」だもん!「一緒に頑張ろうね」ではなく「見せつけてやれ!」って感じがして好きです。

 

 

アン・ドゥ・トロワ
「一夜の夢を見る」
「時を止めて 君と奏でる 幻想のように」
「夢なら 覚めないで このままで」

 

「一夜の夢」「幻想」という歌詞にあるように、ここでは「儚さ」や「切なさ」が感じられるような。すこし鼻にかかった甘めの声だなあと思いました。
今回のアルバムでは唯一?のファルセットも印象的です。
なんとなく加藤さんは祈りを捧げている姿が似合うような気がします。出身校のせいだろうか……
加藤さんにだけフォーカスを当てて聞くとまさか爽やかに抱いてるなんて思いもしない!!

 

 

EMMA
「衝動的な女にピストル握らせ」
「ギターを抱いて 下手なアルペジオさ」

 

加藤さんの歌い終わり(語尾?)に特徴がある歌い方が大好きなのですが、このEMMAでは特にそれを荒めに出すことで男臭さが増しているように感じます。息の抜き方が天才的にセクシー……
続けて聞くとアン・ドゥ・トロワで一緒に踊ってたはずなのに「EMMAって誰よこの女!」という気分になりましたが、回数を重ねるごとに「私はEMMA…悪い女…」ってなるから不思議!

この異国情緒溢れる癖のあるサウンドは、前回のアルバム「QUARTETTO」のチュムチュムとどこか似た立ち位置にも思えます。
アルバムで一番癖の強い曲がシングル曲だなんてやっぱりNEWSはすげえや!!

 

 

Brightest
「駆け出す気持ちにブレーキなんて存在しない
鼓動が高まるほどにもっと知りたい」
「oh、どうすれば、」
「想いがキミに届くといいな、この風に願いのせても。。。」
「yeh キミは僕のbaby」

 

速いテンポに跳ねるようなリズム、そしてケロケロの加工で、どこか可愛らしい印象の歌声に。
ここでも加藤さんは祈り、願っているような歌詞が割り振られています(全体的にそういう歌詞の曲だけど)。
基本的に加藤さんの歌う歌詞は叶わない前提で祈っているようなイメージが強いです。それもやっぱり声質から滲み出る切なさなんだろうか。

m-floさんは世代のせいなのか全く知らなくて、その「すごさ」を体感出来ないことに少しの寂しさを覚えたりしています。
音楽の好みも多様性の時代になってしまって、そういう共通認識が得られないからすごく羨ましい!今で言うとどのくらいの位置の方達だったんだろうか……。
Brightest、めちゃくちゃ好きだったのでm-floさんの曲ちゃんと聞きます!

 

 

Silent love
「首筋の跡が消えても
心の傷が憶えてる
抱き合ったあの温もりが
まだ君を感じさせる」
「朝靄に煙る街角
それぞれの明日を迎えた」

 

加藤さんは自分の歌声を「ドライ」と言っていましたが、私はどちらかと言うと粘度が高いな〜と思っていたので意外でした(粘度と湿度はまた別?)。
本人の言うように、湿度の感じられる、冷たい窓を息で曇らせるようなイメージの歌声です。
ここでもまた「孤独」「寂しさ」「痛み」の歌詞。

加藤さん以外で言えば、増田さんのラップもすごく好きです。
聴いていると「増田さんは、音を自由自在に操ることができるんだなあ」としみじみ思います。
手越さんは音を生み出して、放出しているようなイメージ。
逆に加藤さんは言葉を生み出していて、小山さんが言葉を操っているイメージがあります。シンメ……

 

 

恋を知らない君へ
「青空を 見上げる僕は
手を伸ばす 意味を知らない」
「共に過ごした夏がそっと」
「よかったのに…」
「誰もいない 駅のホームで
あなたの帰りを待っていた」

 

アルバムの中で聞くと、また違った印象になるから不思議。音の少なさが際立ち、より切なさが増長されているような気がします。
今ではなく、過去を振り返る切なさの歌声は包み込むように柔らかで、波が立つ海というよりは穏やかな湖のようです。

うっ……みほちゃん……って泣いちゃうからダメ……。矢野先生〜〜……

 

 

ミステリア
「覗き込んだ 窓の外
世界はこんなに美しい」
「零れてゆくサクラの影
狂ったように ユラ ユラリ泣くの」
「愛なら 歌にしよう
夢なら 旅立とう」

 

「世界はこんなに美しい」という歌詞がこんなにも似合うなんて!
窓の外を見た本人が「こんなに美しい」と驚いているような、それとも我々に示してくれているような。
NEVERLANDは入り口だとすると、6曲目のミステリアが終着の場所ということなのだろうか。
「欲望の旅」とあったけれど、今まで過ぎ去ってきた5曲はどれもラブソングで「キミ」や「あなた」に恋い焦がれるものばかりで。結局手に入れることができなくて、孤独に苛まれる曲なのかな、と思いました。
加藤さんが「愛なら 歌にしよう 夢なら 旅立とう」というポジティブな歌詞を歌っていることに驚きました。そしてその後の手越さんが「それでも陽は昇らない」とバッサリ切り捨ててしまうのもビックリ。NEWSの曲は、希望が見えたらそのまま光が広がっていくイメージの曲が多かったので。そしてネガティブな歌詞を陽の声の手越さんが歌っていて、絶望度が増しているような。
「愛なら歌にしよう」が、すごく作家っぽいというか、言葉を奏でる能力が表れているようで好きです。

 

 

BLACK FIRE
「目には見えないLIGHT
悪しき魂さえもいま燃やせ」
「(LET'S FOLLOW THAT)」

 

KAT-TUNとのコラボ回の少プレを見てから、ずっと「もっと加藤さんにアツいロックな曲を歌ってほしい!」と願っていたので!!その!夢が叶いました!!
QUARTETTOの「燃え尽きるまで」でも感じましたが、加藤さんのシャウトにはメラメラと燃え盛る炎が見えます。静かな湖のような歌声から、アツい炎の歌声まで出せるなんて!すごい!本当にすごい!
ミステリアで対峙した孤独のモンスターをBLACK FIREで攻撃するようなイメージの曲です。
アイドルって、なんでもやれるのが強みだと思っていて(どれもホンモノに思われにくいという弱みもあるけれど)、アイドルでもゴリゴリのロックをやっていいっていうことを示せた曲なのかなぁ。メンバーの「やりたい」ことが今後もたくさん見られたらいいな、と思います。
今までそこまで馴染みのないジャンルの曲でしたが、この曲を聴いて「このジャンルめっちゃ好き!」と気づきました。オタクこういうのも好きだった!忘れてた!ジャンプ系アニメのOPっぽいっていうのめちゃくちゃわかる。

 

 

ORIHIME
「星空を見上げてキミとハイド&シーク」
「どうやって どうやって
忘れればいい
流れ星のような君」

 

ミステリアでかかった雲をBLACK FIREで散らせた後の、綺麗な星空を見上げているようなイメージ。
加藤さんは「キミ」との思い出を回想するような歌詞から、「どうやって忘れればいい」と繋がっているようなパートです。

「僕らの999」という歌詞がイマイチよく分からなくて。銀河鉄道999かなと思ってwikipediaを見てみると「タイトルの999には、大人の1000になる前で未完成の青春の終わりという意味が込められている」とありました。未完成な青春という意味なのだろうか。エンジェルナンバー的には「完結」「使命」だけど今回は違うかな。

再び恋い焦がれて「もう一回」と祈り、願っているような曲で。やり過ごしてきた「欲望」にもう一度きちんと向き合っているのかなと思いました。
この曲が「恋心三部作」から外れたことがちょっと不思議です。ライナーノーツが楽しみ。

 

 

流れ星
「あどけない希望連れて
僕らは明日を探した」
「奇跡だろうが信じていた」
「想いだけが知っている
奇跡じゃないと信じている」
「まだ歩けるだろ」

 

前向きなイメージが強い曲。「キミ」や「あなた」ではなく「僕ら」と歌っていて、孤独を振り払えたのかなとも感じさせられます。
フルスイングコンビの曲ですが、歌詞もどこかフルスイング的というか。美恋コンまでの道のりとその先を目指す曲ともとれました。
加藤さんのパートもとても前向きな歌詞で、「奇跡だろうが信じていた」から「奇跡じゃないと信じている」に変わるというのが、なんか、グッときました。奇跡じゃなくて積み重ねてきたものの結果だし、あれがゴールじゃなくてスタートだと言ってくれているような。
「まだ歩けるだろ」と私たちに言ってくれているのだろうか。
本当に、NEWSは一緒に同じ方向を向いて横に並んで歩いてくれるんだな、と強く感じた曲でした。

 

U R not alone
「それでも どこかで明日を
諦めてないから今日もまた」
「あの頃の僕は負けそうに
なると誰かのせいにして逃げて
諦めた言い訳はそりゃ楽で
そうして僕はまた自分に負ける」
「わきだして」

 

ソロパートがほとんどなく、not aloneが強く表れている曲だなと思いました。
「あの頃の僕は負けそうに〜」の歌詞で「世界マジf○ck」と言っていた加藤さんを連想しました。
「ああどうか 力を貸してくれないか」のところで毎回泣きそうになってしまいます。高いキーは切実さや必死さが表現されるので、それとなんか合唱の声の厚みもあってか、なんか泣けてくるんですよね。
あと加藤さんが下ハモ?ユニゾン?をやっていることもなんだか嬉しくて。「意外と声高い。低音パートは落ちちゃって聞こえなくなる」みたいなことを以前ラジオで言っていたのに、めちゃくちゃ聞こえるし、高音パートもめちゃくちゃ聞こえるし、なんか、こんな素人耳でも分かるくらい声が立っているというか、、
どうしても私の耳は加藤さんの声を常に探してしまうので、全員で歌っているところでも加藤さんの声がしっかり聞こえるとめちゃくちゃ嬉しくて。
今回のアルバム「NEVERLAND」はそういう点でもすごく満足度の高いアルバムだったな、と思います。
向かい風に立ち向かってほしい。

 

 

あやめ

 

今回のソロ、今までで一番好きかもです。音の心地よさがすごい。
考察が苦手なシゲ担なので、そのへんは他の皆さんに任せるとして……
個人的にすごいと思ったのは、その歌詞がものすごく抽象的であることでした。
前回の星の王子さまは原作(モチーフ元?)があったのですが、今回は全くないわけですし。

創作する人にとって、一番難しくて恐れていることは「伝わらないこと」だと思っています。創作者の多くは自分の頭の中には伝えたいものの前提があるから分かるけど、読み手には分からないんじゃないかと恐れて、どうしても言葉を多くしたり写実的にしてしまいがちだと思うんです。
でも加藤さんは今回、そのギリギリを突いてきている。言葉を減らし、抽象的でいて難解ではない。のに、深い意味が感じられる。それってめちゃくちゃすごいことで。分かるけど完全に分からないものを作れることはほんとにすごい。
なんかもう、すごいしか言えない自分が恥ずかしい!でもめっちゃすごい!テキストもすごいのに曲もめっちゃ良い!最高!

加藤さんの柔らかで包み込むような歌声を聴いていると、よく宇宙空間のイメージが浮かびます。泣きたくなるくらい美しい宇宙空間で胎児のように丸まりながら、1人ぼっちで漂っているようなイメージです。
小説もそうですが、「痛み」を表現することに長けている人なんだな、と思います。「痛み」をさらけ出して、「痛み」に寄り添う人だな、と。

 

 

私が初めて買ったNEWSのアルバムは「QUARTETTO」でした。それを聞いて一番に「加藤さんはいろんな色の歌声を持つ人だな」と思って。燃える声、包み込む声、甘い声……曲ごとに違う色が見える、そんなアルバムでした。
今回の「NEVERLAND」ではあまり色の種類は感じられなかったけれど、今度は曲ごとに違う「表情」が見える歌声だなと強く感じました。
上手くなった、と言うと何様だよってカンジですが!でもこんなペーペーが聞いても「あ、変わったな」と思えるのがすごい。
またもっともっと加藤さんの歌声、紡ぐ言葉が好きになったアルバム「NEVERLAND」でした。
コンサートも楽しみです!